【新連載:定点観測シリーズ】 第一弾:財務戦略のプロ KFSコンサルティング細井栄司の場合。アイスバーグを使って重度のアトピーを克服。当事者意識100%でやりたいことに臨めるように。

「成長マインドセット」の原理原則を知ると、人生がどう変わっていくのか?そんな素朴な疑問から同じ人物を定点観測していく連載記事を開始しました。「生き方を語り合う」をコンセプトにした事業を運営しているX-エックス-川元が追っていきます。

インタビュアー:川元 浩嗣/株式会社Mi6 代表取締役 一般社団法人Papa to Children 代表理事
慶應義塾大学卒業後、2006年4月 三井住友銀⾏⼊行。8年半に渡り法人営業の一線で融資業務に従事。⾵力発電プロジェクトファイナンス、 外資系化粧品会社リキャップの案件を手掛ける2014年10月 SMBCベンチャーキャピタルにてVC業務に従事。2015年5月 株式会社Mi6設立し、世界を変える第3の繋がり”X-エックス-”をローンチ。

 

第一弾は株式会社ケーエフエスコンサルティングで中小企業の財務コンサルタントとして活躍する細井 栄司さん。実は細井さん、ある理由から仕事に対して完全燃焼出来ず、苦しい時期を過ごした経験があるのだと言います。その原因とどう向き合い、克服することができたのか、お話を伺いました。

財務コンサルでありながら一般社団法人を立ち上げるなどマルチに活動

川元:まずは自己紹介をしていただけますか?

細井:35歳で1歳の息子がいます。KFSグループという税理士法人を母体とした中小企業支援のコンサル会社に勤めていて、財務面から経営のサポートをしています。顧客層は年商1億円〜5億円くらいまでの若くてこれから成長しようという企業がメインです。会社は財務コンサルティングが中心なのですが海外ビジネスに特化したコミュニティスペースを協業で立ち上げるなど、少し変わった新規事業も行っています。

個人の活動としては、PtoC(Papa to Children)という仕事も家庭も大切にしたいパパが集うコミュニティを仲間と運営していて、「全国にかっこいいパパを増やす」をミッションとしてこの8月に一般社団法人化して理事として活動しています。

実際の経験に基づいて書かれた本だから

川元:ご活躍の幅が広いですね!そんなえーちゃん(細井さん)には弊社で「成長マインドセット」の著者と共同主催したイベントにご参加いただいたのですが、本との出会いはその時だったのですか?

細井:実は違うんですよね。Facebookで流れてきてピンをきたので本を購入したんです。

川元:イベントとは別のきっかけだったんですね。ちなみに、ピンときたのはどういう理由だったんですか?

細井:自己啓発系の本世の中にたくさんあると思いますが、著者が実際に事業を拡大した経験を基にして「成長」をテーマに書かれている本は中々ないので目に止まりました。また、弊社で行うコンサルでも、自社で実際に実践して効果があったことを顧客に伝えることを日頃から心がけているので、伝え方の参考になればと考え購入しました。そしたら川さん(川元)がイベントを公開したので、これは!と思って参加させていただいたという流れでした。

アイスバーグの腹落ち感、そして三叉路理論の活用!

川元:シンクロしてますね!えーちゃんが本を初めて読んだ時に最も響いた点はどこでしたか?

細井:「成長」という概念が定義されていたことに驚きと旗落ち感がありました。一番のポイントはそこですかね。

川元:定義とはなんのことを指してるんだろう・・・。アイスバーグのことですかね?

細井:はい。アイスバーグの概念です。成果が生まれる土台に「スキル・能力」がある。その背景には「行動・ふるまい」があって、更にその土台に「想い・哲学」があるというあれですね。

川元:えーちゃんにとってアイスバーグが腹落ちしたのはなぜでしょう?

細井:この一年持病を治すことに取り組んでいるのですが、成果が出始めてきていて、すごくリンクするなと思ったからなんです。

川元:もし差し支えなければ、具体的にどんな内容なのか教えてもらえますか?

細井:幼少期からアトピーを患っていて、その治療に取り組んでいるんです。今まではステロイドという薬で抑えていたんですが、これは対処療法的な治療なので一年365日薬を使い続けないといけない状態なんですね。昨年子どもが生まれた時にそろそろ本格的に薬に頼らない体に治さないとと思ったんです。20代のときは、想いはあってもふるまいや行動が伴ってない感じでした。

川元:アイスバーグに当てはめるとこんな感じですかね?

 

細井:まさにそんな感じでしたね!特にスキル・能力に当たる部分で「不正確な知識」というところが成果に繋がらないポイントでした。

川元:では20代に比べて、現在ではどうアイスバーグが変わったのでしょうか?

細井:きっかけがありまして、昨年夏ごろに今の会社の代表と個人面談をした際、「アトピーを根治した方がいいね。応援するよ。」と言ってもらえたんです。当時は薬を使っていれば表面上の症状は落ち着くのですが、その分体に負担がかかって常に疲労感があったり、忙しくなると薬では抑えきれずに症状が悪化したりと、体力的にも心理的にも仕事にブレーキがかかっている状態だったんですね。「これだと、フルパワーで仕事することできないよね。」ということだったんです。

川元:先ほど、子どもが生まれたのがキッカケというお話だったかと思うのですが、会社の社長の応援というのも後押しとして大きかったんですね!

細井:まさにそうですね。社長には本当に感謝しています。会社から応援してもらえることでギルティーフリー(罪の意識を感じずに)治療に専念する一歩が踏み出せました。

川元:きっと、根底となる想いのところが「治したい」から「絶対に治したい!」に変わったんでしょうね。

細井:まさにその通りです!元々抱えていた持病を治したいという想いに、子どもが生まれたことや、会社の後押しが加わって「絶対に治したい!」という想いに変わったのが大きかったです。

川元:その結果、行動やスキルの面ではどういう変化があったんですか?

細井:行動面では、アトピー治療専門の病院を探し診療を受けることになりました。その結果、スキル・能力面で正確な知識を基に治療を開始することができました。血液検査やアレルギー検査をしっかり受け、食生活におけるリズムを適切に整えていきました。

そうして、昨年11月からステロイドの薬をSTOPし、完全に薬を使わなくなったのが今年の4月。それからは一時的な身体の症状の激化(リバウンド)から生き地獄のような日々でした。起きたら体中が傷だらけ、翌日にはかさぶたになって全身の皮膚が剥がれ落ちたり、良くなったかと思ったらまた悪くなるという体の正常に戻るための波を繰り返していた中、7月に成長マインドセットに出会ったんです。アイスバーグの考え方に当てはめて、「あぁ、自分がやってきたことは間違ってないんだ!」と確信を得られ、それからは肌の調子に波があっても、心が折れずに治療を続けることができました。

川元:羅針盤を得て方角を見失うことが無くなったということですね!

ちなみに、身体の状態を10段階(10良い ↔ 1悪い)だとすると治療を始める前後で状態はどう変わりましたか?

細井:治療開始前を1だとすると、現在は8まで改善しました。これから空気が乾燥する時期なので気が抜けないですが、いまでは脱ステ(薬をSTOP)どころか、風呂上がりに保湿をしなくても肌の状態が良いというところまで改善してきています!

川元:素晴らしい改善ですね!!

細井:成長マインドセットに出会ったことが心の支えになりました。そしてその後、三叉路理論を実際に活用し始めました。

川元:岐路に立った時に、少なくとも1年は悩みブレーキを踏まずにアクセル全開でやってみては?というあれですね!

細井:はい。その三叉路理論です。体調がだんだん良くなってくると、「身体を治す」という長期目標を見失いかけてついつい目先の仕事の方を優先し、毎日のケアを怠る方にアクセルを踏んでしまいそうになります。新規事業のこと、PtoCのこと、そっちにもっと注力したいという誘惑に駆られるんです。その時に、「いや、この1年は身体を治すこと」が最優先だと思い直してブレないようにしています。

川元:なるほど!書籍では、会社を辞めたい社員という事例がありましたが、こうやってきくと色んなことに応用ができそうですね!

これからは当事者意識100%を目指す!

川元:今までの変化もとっても興味深かったのですが、これからの未来に向けて成長マインドセットの原理原則をどう活かしていこうと思っていらっしゃいますか?

細井:今後は今の仕事に対して「当事者意識100%」と言う考え方を意識的に使っていきたいと思っています。今まで、自分が当事者意識何%で仕事に向き合っていたのか?と素直に振り返ると「50%」程度だったのではないかと思っています。

川元:とっても謙虚な数字だと思うのですが、その心は?

細井:物理的に仕事ができないということがままあったわけなのですが、結局、重度のアトピーを言い訳にしてフルスロットルでアクセルが踏めていませんでした。

川元:なるほど。なので、今後は身体を完治させて当事者意識100%にしたいということですかね?

細井:そうです!弊社は元々福島の税理士法人グループが母体です。今、税理士法人東京支店の立上げプロジェクトが走っているのですが、仕事への「当事者意識100%」にして臨みたいと思っています。

川元:期待しています!これからのえーちゃんの変化に今後も目が話せないですね!ぜひまた継続的に変化をインタビューさせてください^ ^

細井:成長しなきゃというプレッシャーがかかりますね笑。でも定点観測する良い機会なのでこちらこそぜひよろしくお願いします!

 

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