【成功したノウハウだけ教えます。組織づくり編】 Wantedlyへの記事投稿をインナーブランディングに活用/株式会社 POL

Wantedlyへの記事投稿をインナーブランディングに活用/株式会社 POL

急成長を遂げるスタートアップは組織づくりのためにどんな取り組みを行なっているのか。「組織づくりノウハウ成功事例」では、その会社が組織を作る上で実際に実施し、成功した施策についてお話を伺います。第1回目は理系採用Saas『Labbase』を展開する株式会社POLの渡辺さん。学生と社会人インターンで120名以上という特徴的なチーム体形を作りマネジメントを行なっている渡辺さんに、実施した施策の中での成功事例についてお話を伺いました。

外部に発信した記事の社内でのシェア

Wantedlyで社外向けに発信している記事を社内でシェアするようにしています。具体的なやり方として、まず、チームごとに記事のシェアに関する目標を設定します。次に、シェアしてほしい記事を、どこに学びがあるのかといったポイントも添えた状態で、Slackを使って全員に送ります。その後、各人がシェアしたかどうかはチームごとに管理してもらうようにしています。

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こちらはPOL社のslackの画面。外部メディアで取材された記事をTwitterにシェアすることで、キーワードを拾ってslackにも表示される仕組み。

なんのために「シェア」するのかの共有

まず、記事の執筆も含めて、なるべく自分が割く工数が少なくなるよう仕組み化したことです。どんなに良い取り組みで、情熱を持って臨んでいたとしても、かかる工数が多いと、結局自分のリソース不足がボトルネックになってしまい、継続できなくなってしまうからです。また、自社のミッションビジョンと紐づけて、なんのためにシェアをしてもらう必要があるのかを共有し続けることもポイントだと思っています。例えば、POLの場合は、現在掲げている高い目標を達成するためには一緒に協力する仲間が必要で、その仲間を集めるためには全員で採用していきましょう、と共有しています。価値観の共有のため全社会議を週に1回の頻度で行なっています。

会社の考え方について共有するツール

もともと社外向けに行なっていた発信でしたが、メンバー同士で共有されることで会社の考え方についてメンバーからメンバーに説明するときに、かなり説明する手間が省けるようになることに気づいて社内でのシェアにも注力することにしました。また、社外への情報発信を行なっていることを知ってもらうことで権威づけにもなります。さらに社内向けを意識して記事を書くことによって、ノウハウや共有したい思想がテキストとして蓄積できるという狙いもあります。

リファラル採用のための情報発信が活発に

自分の会社に対する理解度、共感度が上がりました。その結果、例えば社員一人ひとりがリファラル採用のための情報発信ができるようになり、数値としても発信する数と発信者の数はそれぞれ2、3倍にはなっています。最近では、代表からの情報発信だけでなく、インターン生の思いや学びを記事化することで、同じインターン生からより共感してもらい、シェアしてもらえるようにもしています。シェアが増えたことで、採用だけではなく、POLを好きになってくれる人も増えるのではないかと思っています。

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実際のインターン生のよる記事。

社内広報でマインドセットを育てたい

ミッション・バリューの浸透や戦略の浸透にも使いたいと考えています。その点は、今後社内広報の部署を作るなどしてより強化していきたいとも考えていますます。また、今度は逆に社内向けの記事を作り、そこから良いものは社外に発信するという流れも作っていきたいと思っています。今後、一人ひとりのメンバーが力をつけて、戦力として立っていくときに社内広報がマインドセットを育てる起爆剤になっていくと思っています。これからも力を入れて取り組んでいきたいですね。

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