全員が能動的に楽しめる社員旅行にするために、参加の機会を増やすための2つの工夫/株式会社LIFE PEPPER

急成長を遂げるスタートアップは組織づくりのためにどんな取り組みを行なっているのか。「組織づくりノウハウ成功事例」では、その会社が組織を作る上で実際に実施し、成功した施策についてお話を伺います。

今回は訪日外国人集客や海外マーケティングの戦略支援を行なっている株式会社LIFE PEPPERのリンさんとイムさん。同社の社員旅行の企画・運営の責任者となったお二人に、実施した施策の中での成功事例についてお話を伺いました。

 

実施施策:参加の機会を増やす 

リンさん:大きく2つの施策を行いました。1つは、旅行中の行き先を2つのコースに分けたことです。激しくアクティビティを楽しみたい人用のコースと、のんびり休みたい人用のコースを用意しました。

イムさん:もう1つは、景品の数を増やしたことです。あえて高価な景品の数を減らし、その分商品券など細かい金額の商品を増やしました。また、それに伴ってゲームの数も多めに設定し、いろんな人に商品が行き渡るようにしました。

 

導入背景:全員が楽しめる旅行にしたい 

リンさん:そもそも今回の旅行のテーマは「全員が楽しめる」に決まっていました。そんな中、参加社員20名ほどを満足させるためには全員が同じメニューで進んでも無理だなと考え、コースを分けることを思いつきました。

イムさん:さらに、楽しんでもらうためには能動的にゲームに参加してもらう動機付けが必要だと考えました。その結果、限られた人だけが高価な商品をもらえるのではなく、誰でも少し頑張れば商品をもらえるようにすればいいかなと思い、商品の数自体を多くしました。また、商品自体もその場で渡せるように手配しておき、ゲームへの参加意欲を掻き立てるようにしました。

 

効果:期待値を超え、社員満足に繋がった

リンさん:旅行最終日に社員一人ひとりが感想を言う機会があったのですが、その中で企画力について褒めてくれる声が上がりました。社員の個性が強く、良い意味でも悪い意味でもみんな我が強い中、「全員を楽しませる企画ですごい」と言われて嬉しかったです。

イムさん:私は代表取締役から言われた「思っていたレベルを超えていた」という言葉がすごく嬉しかったです。普段の仕事ではなかなか彼の基準を超えるのが難しいだけに、感動しました。

 

これから行ないたいこと:ゆったりとしたスケジューリングに

リンさん:皆さんに楽しんでもらいたいあまり、少し予定を詰め込みすぎた気がしています。例えば、飛行機の関係で朝3時にチェックインだったにも関わらず、朝の8時40分集合だったりしました。2日目も早朝からの集合でみんな眠そうでした。もう少し時間にゆとりのあるスケジュールでゆったりできたのかも知れないと思っています。

イムさん:そのためには、旅行の計画を立てるのをもう少し早くから始めればよかったと思っています。2人ともアテンド業務を行なっている関係でスケジューリングには慣れていたので、ギリギリまで取り掛からなかったのですが、いざ始めてみると考えることが多く、時間が足りなくなったので、そこは反省点ですね。

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