人が伸びる、組織が伸びるためには、社内のコミュニケーションや環境の向上に取り組み事は非常に重要といえます。
さまざまな福利厚生制度や社内制度を充実させることで、離職率の低下や満足度の向上や業務改善などにつながることも。
今回は、働きがいのある会社ランキングに5年連続入賞するなど、ユニークな福利厚生や社内制度を常に取り入れ社員の方々が自分の力を発揮しやすい社内環境づくりに積極的に取り組まれている株式会社ジオコードさんの取り組みをご紹介いたします。
株式会社ジオコード
SEO対策、リスティング広告、SNS広告、Web制作・デザインなどをワンストップで提供するWebマーケティングソリューション企業。 近年は、勤怠管理、交通費・経費精算ツール「ネクストICカード」や営業支援ツール「ネクストSFA」などのクラウドサービスの開発から提供、サポートまでもワンストップで手掛けている。
同社で広報と新卒採用を兼務されている管理部総務人事課の加藤康二さんに、社内での取り組みについてお話を伺いました。
■仕事も立場も環境も変えるのは全て“自分次第”
ー”組織が伸びる人が伸びる”ために大切にしていることはなんでしょうか?また、具体的にどのような取り組みをされていますか?
“社会の模範となる、唯一無二の魅力的な会社を創る”という理念があり、それを実現するために日々取り組んでいます。社内の環境を良くするよう改善を怠らない社風があり、「 自分の力で、待遇も、環境も、すべて作れる 」ということを大切にしています。
結果を出したのに出世しない、給与も上がらないでは人が伸びない(=組織も伸びない)と考えています。
ーなにごとも自分次第ということですね。
はい、その通りです。やる気があって向上心のある人をきちんと評価するためにも、自社では人事評価制度について特に重視して取り組みをおこなっています。
人事評価制度は、役職や職種ごとに目標や評価ウェイト、取得資格などが決まっていたり、月給や賞与も等級や号俸によって細かく分かれています。とにかく明確で細かい評価、給与になっていますね。
金銭面だけではなく、評価に連動した特別休暇(有給消化ではない)も付与され、攻守を充実させられる環境を整えることで人が伸びる(=組織が伸びる)と考えています。
また、社内FA制度も取り入れており、やる気のある人がしっかりと成長できる仕組みを作っています。社内に様々な職種があるためジョブローテーションをして様々な知識や技術を身に付けることができます。新卒2年目でゼロから職種や課を作ったメンバーもいますよ。
■きちんと評価する仕組みを作ることが、人が伸びる=組織が伸びることにつながる
ー制度(仕組み)を導入するきっかけはなにかあったんでしょうか?そちらの仕組みを浸透させるために工夫されていることはありますか?
特にきっかけがあったというよりは、年々社員数が増えていったため必然的にそうなっていきました。
社内への浸透は全社ミーティングや各マネージャーからの落とし込みが主ですが、人事評価シートの提出と上長との面談をやらなければ給与も休暇も決められないためこちらも必然的に浸透していった感じです。
ー制度を取り入れる前と取り入れたあとではどう変わりましたか?
取り入れ前はなんとなくな感覚で決めていたため、何をどう頑張れば、どのくらいの給与、休暇になるのかが分からずモチベーションが上がりませんでした。
今はいつまでに、何を、どうすれば、この給与、休暇になるかが明確になっているため、モチベーション高く日々の業務に取り組めていると思います。
■社内の声をしっかり取り入れ、常に改善につなげていく
ー社員の要望や不満を聞き社内に吸い上げていくことはあらゆる会社で課題に感じている点だと思いますが、その点について工夫していることはありますか。
主に四半期ごとの人事評価面談で話を聞き吸い上げるようにしています。面談は上長との1on1で実施しており、吸い上げたもので緊急性、重要性が高いものは経営会議で議論するなどをし、経営層まで声が届くようにしています。
あとは、無料軽食制度やワンフロアでパーテーションがないオフィス設計だったり、普段から自然とコミュニケーションが生まれるように工夫していますね。
ー無料軽食制度とはなんでしょうか?
通称もぐもぐタイムと呼んでいるのですが、16時半にオフィス内にあるコミュニケーションスペースにサンドイッチ等の軽食を並べ、社員がそれぞれ好きな物を一つ選ぶことができる仕組みのことで、軽食を食べながら20分間の休憩を取ることができます。
軽食を片手に、今まで話しをしたことがなかった他部署の方や上司部下の関係を超えてコミュニケーションを取るきっかけになっていて社員にも好評なんですよ。
ー今後の展望やこれから導入しようと思っていることなど、これからについて教えてください。
マザーズ上場!です。具体的な年数は伏せますが、数年内にはいけるんじゃないかと思っています。ですので、今の「Webマーケティング事業」と「クラウド事業」を伸ばすことに注力するため、大規模な変更や導入などは行わないフェーズになりますが、社会の模範となる、唯一無二の魅力的な会社(魅力的な人)を創っていきます。