18/2/4 斉藤 諒 Ryo Saito
今日のリザルトはビッグバンプロジェクトより。
30 倍速とはどういう状態を指すのか、正直今まであまりイメージがつかなかった。
(想像はできても具体的にどういう状態かというところを明文化できるほど完全にクリアではなかった)
そんな中、今日吉田さんからかなり腑に落ちる表現があった:
「30 倍速とはチームのメンバーが全員、全体調整のために止まらないといけないくらい活発に動いている状態」のこと(流石にここだけはすり合わせようよという言葉がでるみたいな状況)。
要するに全体の管理が追いつかないくらい早く各人が独立して目標に向かって動いているような状態。
例えばインバウンドマーケティングで目標が立てられた時、
あまりにも各チャネルでの動きが多すぎて、全体の動きで何が起こっているのかわからないくらいハイスピードになっているような状態。
そして最終的に動きを収束させて方向性をすり合わせる。大まかに全体像さえ決まっていれば、その全体像に向かってさえいれば細かい動きは極端な話、各個人にまかせても良い。
ただ、それでもすり合わせが必要だから調整しながら進める。
爆発的に多方面で拡散して、全体像に沿って収束させて、また拡散を繰り返すようなプロセス、そしてそのプロセスを止まらずに繰り広げられる組織が「30 倍速」の成長ができるんだなと。
で、このような動きを描くためには大きく要素としては:
1)各人が全体最適(どこに何のために向かっているのか)を常に考えられること → 考えることができるようなメンバーであること
2)その上で、信頼関係を持って阿吽の呼吸で動けるメンバーであること
大きくこの2点が重要なのではないかと思う。
そのためには圧倒的なオーナーシップを持つということが大前提重要だと思いながら、
もうひとつ「不確実性への許容度が高い」ことがマインドとして不可欠だなと。
僕もそうなのだが、程度の差はあれど、多くの人は把握できていないことがあればあるほど不安になりやすい。なぜなら自分が把握できていないところで何が起きているのか分からず、不確実な状況が生じるから。
そうすると全体を管理したいという気持ちになり、調整のために止まったりして動きが遅くなってしまう。
こういう状況下では全体の目標だけ見据えられていて、その方向性に進んでいるかどうかだけ理解していれば本来は動けるはず。
だからこそ本当に把握すべてき点を取捨選択しながら、細かい部分を委ねることのできる許容度が必要。
ちょっと曖昧な表現になってしまったが、要するにあまり全体が見えていなかったとしても、
それは逆に良い傾向として捉え、方向性がずれることを避けるために調整するような役割を担えるかどうか、そしてそういう状況でも動けるような人かどうかで実行スピードが全然変わる。
確かに振り返ると今までこういう状況は何回かあり、それぞれの局面ではいつも何かしらの大きな前進があった or スピードが早かった(JRB 発足のときやフェニックスのとき、今も人員が増えたり、営業組織が変わったりどんどん変化があって完全に全体での動きがわからないケースもある)。逆にすべて把握できているつもりのときは動きが遅い。
そして、良く考えるとその時の「カオス感」はまさしく上記の 30 倍速に親しい状態のときだったんだと思う。
この「カオス感」があるかどうか、一つの組織が活発かどうか見極める上で良い判断軸になる。カオス感を実現できるかどうかで組織の成長スピードが変わる。
だからこそ、とにかく皆で狂ったように動きまくってどんどんカオスな状況を作り上げて行こう!