[学生団体アイセック]成長マインドセット研修レポート

組織全体のための行動が自己成長に繋がる。
読み合わせから広がる、気づきの輪。

成長マインドセットは、企業や団体でどのように活用できるのか?さまざまな研修事例を通して、導入方法や参加者の気づき、成果などをお伝えします。

今回は、126の国と地域で活動する学生団体AIESEC(アイセック)のうち、4支部で行った研修の様子をお届けします。

[研修の流れ]
・各自『成長マインドセット』を読む
・気づきや次に繋がるアクションをテーマに、各支部ごとにディスカッション

■気づきやネクストアクションを共有

AIESECは、主に海外インターンシップ事業を運営する学生団体です。国内25の支部のうち、今回は上智大学、筑波大学、大阪大学、神戸大学4支部の幹部層56人が研修を行いました。

それぞれが『成長マインドセット』を読み、気づきや次に繋がるアクションをテーマに支部ごとにディスカッションをしました。

 

■学生にこそ役に立つ

ディスカッションでは、給与が発生しない学生団体であることから、「社会人以上に自己成長を求め、自分にとっての損得で行動してしまう」「ブレーキを踏むのは日常茶飯事で、厳しいノルマや成果を求めると去ってしまう」などの悩みがあがりました。

それに対して、「当事者意識100%でチームや組織のために動けるようになることが、自分の成長とリンクしている」「ブレーキを踏まずに挑戦することが自分にとってプラスになる」との気づきがあり、自分本位でない行動が自己の成長につながることを、メンバーに伝えたいという意見が出ました。

一方で、「学生は年代が近かったり経験が似通っているので、無意味なプライドがある大きな子供を飼っている人が少ない。学生だからこそ他者理解はしやすいのではないか」という、学生ならではのメリットの発見もあったようです。

 

■理念ある組織で成果を出すために

ある支部では、アイスバーグ理論について議論。「アイセックでは、アイスバーグの一番下にあたる理念をとても大切にしている」「理念に共感できるかが活動を続けるカギになることが多々ある」など、組織と活動する個々人に共通する、強い理念があることを再確認しました。

しかし、成果を出すにあたっては「理念があっても、それをふるまいや行動に移すのが苦手」という意見が。それぞれが、成果を出すために理念を行動に落とし込むことの重要性を感じ取りました。また、「組織の理念に100%共感することは難しい部分もあるので、理念と自身の価値観を方向性から考えてみるのも大切」という声も上がりました。

 

■メンバー全体へ共有を

それぞれの支部で、今後の活用法についても確認。「幹部だけが概念を理解してメンバーと接するよりも、本を一緒に読み合わせることでメンバーが自発的に内省し、気づきが得られそう」と、幹部以外のメンバーとも概念を共有する必要性を確認し合いました。具体的には、ミーティングのときにワークを取り入れ、お互いの「大きな子供」が見つけ合ったり、ブレーキを見える化したりして活動しやすくしていこうという意見が出ました。

そのほか、「自分なりの成長の計画を立てて、成長を測ってみる」「自分と似たタイプのロールモデルとの対話してみて、自分のアイスバーグを明確にしていく」など、個人の目標や軸を見直す機会にもなったようです。

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